どろんこ保育について
うずしお保育園では、「砂・水・泥」を使った遊びは、子どもたちにとって、禁止も抑圧も一切関係の無い、心から解放できる環境で
あり、子ども自らが持っているエネルギーを燃焼させながら、自己挑戦の課題を持って遊べる遊びととらえています。
子どもたちを変える四つの理論
どろの感覚的な気持ちよさ。手触りや温度から得られる安心感や快感で、緊張やイライラが解消され、精神がリラックスします。
普段禁止されていることが許される楽しさ。変身願望が満たされる楽しさ。友達同士で体を汚し合うと、さらに親しさが増します。
上手、下手の区別が無いことで、誰でも平等に遊べます。造形活動が始まっても、作品が残らないために、気楽に遊べます。
どろを何かに見立てたり、どろに向かって自分の感情をはき出すことで、心の安定を得ます。不安や恐怖、抑圧を解消します。
どろんこの八つの解放
1.きたない不衛生であること、ばい菌を過度に心配するあまりに禁止すること。 |
2.あぶないけが、事故などを恐れて行動を制限する過保護。 |
3.みっともない対面、体裁、見栄を重視してそれに反する行動は止められる。 |
4.やかましい騒ぎ過ぎて迷惑をかけるのではないかという大人の理論。 |
5.ちらかっている物がなくならないことや、きちんと整頓されていることをどこまでも求める。 |
6.はやく競争主義、何をするにも早い方がよいという考え方。 |
7.へたねぇ6の裏返しとして、競争に負けた者をさげすんだり、没個性を要求する。 |
8.何の役にも立たない受験勉強以外のものは、全て意味がないとする考え。 |
八つの抑圧や禁止からの解放によって得られる、子どもたちが持つ本来の力を引き出します。
どろんこ保育で自由な発想を持って遊ぶ経験が、個性や主体性、自発性を育むこととなるでしょう。